平成27年度
千葉県女性審判講習会<終了報告>
千葉県女性審判講習会は第16回目を開催いたしました。
今回は,2日間で150名を超える女性審判員が集まりました。
岩手県,山形県,福島県,群馬県,神奈川県,茨城県,山梨県からも参加していただき,
県内審判員と交流を深めることができました。
また,中学生,高校生,これから審判をはじめようとする方も多く,活気のある講習会に
なりました。
講習は,ランク別にテーマを設定し,受講生は,講義やファンダメンタル,ミニ・ゲームや実
際のゲームで熱心に取り組みました。
実際にコートに立つ時間は限られていますが,審判をするだけでなく,他の受講生の姿を
見て目標を持ち,刺激を得られたのではないかと思います。
「平成27年度 千葉県女性審判講習会」
目 的 女性審判員の審判技術向上及び育成,将来性のある若年層審判員の発掘
日
時 平成28年1月30日(土)・1月31日(日)
場
所 千葉県立八千代高等学校 体育館
講 師 大野 健男 中嶽希美子 大川 尚 久保あしみ 坂田愛
内
容 ファンダメンタル,講 義,実 技,ミーティング
協力チーム [男子]
県立八千代高等学校 県立柏井高等学校 県立犢橋高等学校
秀明八千代高等学校 第5地区選抜チーム 第6地区選抜チーム
[女子]
県立八千代高等学校 県立柏井高等学校 市立船橋高等学校
市立習志野高等学校 第6地区選抜チーム 第7地区選抜チーム
参加人数 2日間 延べ150名
30日(土) 81名
日本公認審判員(上級審判員3名)29名 千葉県公認審判員14名 未公認審判員38名
○山梨県1名 群馬県4名 福島県2名 岩手県3名 山形県1名を含む。
31日(日) 70名
日本公認審判員(上級審判員5名)45 名 千葉県公認審判員22名 未公認審判員3名(見学)
○山梨県2名 群馬県1名 神奈川県3名 茨城県4名 福島県2名 岩手県3名 山形県1名を含む。
1月30日(土)
1月30日(土) |
日本公認 |
県公認 |
未公認 |
||
9:00 |
開講式 |
体 育 館 |
|||
9:30 |
|
ファンダメンタル/Aコート |
ファンダメンタル/Bコート |
講義/体育講義室 |
|
12:00〜13:00 昼食等 |
|||||
13:00 |
|
講義/体育講義室 |
ファンダメンタル/ABコート |
||
15:00 |
|
ミニ・ゲーム/ABコート |
|||
17:00 |
まとめ |
体 育 館 |
|||
○開講式
千葉県バスケットボール協会 大野理事長
挨拶 三好審判委員長挨拶
中嶽女性部長挨拶
○日本公認審判員 講習内容
講義「コート上で考えること」(※日本公認・県公認対象) 講師 中嶽希美子氏
ファンダメンタル 講師 大野 健男氏 中嶽 希美子氏
ハーフ・コート3対3 ハーフ・コート4対4 オール・コート5対5
日本公認審判員としてプレイに追いつくだけでなく,プレイの始まりから終わりまで
を捉え判断し,ファウルだけでなく,ヴァイオレイションの正しい判定と確認を
意識して講習を行いました。
○県公認審判員 講習内容
ファンダメンタル「プレイを捉えるために」 講師 大川 尚氏 久保
あしみ氏
プレイを捉えるためのルールの理解や動き方を理解した上で,どのプレイに目を当てるべきかを講習しました。
全体でシリンダーやリーガル・ガーディング・ポジションを確認した後に,ハーフ・コートの2対2を中心に,
スペースの捉え方やトレイルとリードの役割を確認しました。
○未公認審判員 講習内容
講義「バスケットボールの審判員として」 講師 坂田 愛氏
バスケットボールの審判員に大切な「時間を止める・進める」「得点を認める」といった合図の大切さを理解し,
3Sを意識した笛の吹き方や,わかりやすく伝えるためのシグナルも講習しました。
また,6分割を意識したトレイル・リードの動き方と役割を確認しました。
ファンダメンタル 未経験者「審判の約束と習慣 講師 久保あしみ氏
経験者 「1対1」「トレイル・リードの役割」 講師 大川
尚氏 坂田 愛氏
講義で確認したシグナルや6分割を意識した動き方を実践しました。経験者は1対1,2対2を中心とした
トレイル・リードの役割分担も確認しながら行いました。
未経験者の方もファンダメンタル後には3Sを意識した力強い笛で判定する姿が見られました。
今年は,未公認審判員対象の講習会は一日のみでしたが,実技講習会では2面を使用し,基本的な動き方や
プレイの捉え方を講習しました。また,ミニ・ゲームでは高校生の早い展開のバスケットにも必死にくらいつく
姿が見られました。
高校生や大学生,また,昨年に続いて参加している方も多く,県公認,日本公認審判員も刺激を受けていました。
1月31日(日)
○実技の様子
日本公認審判員 千葉県公認審判員
ゲームは,スピーディーで展開が速く,とても充実した実技講習となりました。
受講生は,講義やファンダメンタルでの課題を意識し,ゲームに臨みました。
実技は,県公認審判員は1ピリオド8分,日本公認審判員は10分のゲームを行いました。
受講生は,実際に動きながら講師にアドヴァイスを受け,修正や確認することができました。
実技が終わると,審判主任や講師とゲームを振り返りました。
○講義
日本公認審判員「日本公認審判員として」 講師 大野 健男氏
判定の根拠となるシリンダーやリーガル・ガーディング・ポジションについて確認をしました。
また,接触が起きるまでのプロセスを理解する事が日本公認審判員の課題であることを感じました。
バスケットボール審判員として判定をすることのおもしろさを改めて感じる機会となりました。
県公認審判員「審判技術向上のために必要なこと」 講師 久保
あしみ氏
講師の経験の話を聞きながら,審判技術向上のために日頃どのような取り組みをしたらよいかを
考えました。今後審判活動をしていくにあたり,各自が取り組むべき課題が明確になったと思います。
○閉講式
講師講評および挨拶 中嶽女性部長 県立八千代高等学校 相田先生より
2日間とても寒い中,受講生は熱心に取り組んでいました。
また,講習だけなく,地区や連盟を超えて新しい仲間を作り,ネットワークもさらに広がりました。
それぞれが,審判の楽しさ,やりがいを感じこれからの審判技術向上へ向けて,新しい課題を持てた
講習会ではなかったでしょうか。
これからも仲間を増やし,千葉県バスケットボールの発展の為にも頑張りたいと思います。
ファンダメンタルや実技では,県内の男女高校生チームにご協力いただきました。
各チームのスタッフ,選手のみなさん,本当にありがとうございました!
最後になりますが,会場の県立八千代高校バスケットボール部のみなさんには,
早朝より準備など大変お世話になりました。本当にありがとうございました。